2016/03/19

インディアンクリークでベテランクライマーが懸垂すっぽ抜けで死亡事故

パタゴニアやエルキャピタンで成果を残しているベテランクライマーであるマーク・デイビス(Mark Davis)が、ユタ州インディアンクリークで懸垂下降の事故で亡くなりました。25年以上のクライミング経験があり、50歳でした。

原因は、最もよくある「片側末端すっぽ抜け」だったようです。最終的にロープは全て地上に落ち、チューブ型のビレイデバイスの片側にだけロープが入った状態でした。100フィート(30メートル)のルートを懸垂下降し、残り30フィート(10メートル)のところから落ち、頭を打っています。ヘルメットは着用しておらず、懸垂ロープの末端を結んだり、プルージックなどのバックアップも無かったとのこと。

クライミング以外にも、ソルトレイクシティで映像の教師をしていたようで、多くの人から慕われていた方でした。ベテランでも誰でも、事故は起こり得ます。注意するしかありません。

マーク・デイビス(手前)ヨセミテ エル・キャピタン サラテにて。奥にいるのはアレックス・オノルド
Photo courtesy of Chris Noble.

原文:Mark Davis Dies in Tragic Rappelling Accident at Indian Creek

0 件のコメント:

コメントを投稿