2018/09/07

DMMのスリング衝撃荷重テスト

DMMによる流動分散、固定分散の負荷実験の動画です。セルフビレイの衝撃を想定しています。

いわゆる流動分散(Sling X)とクローブ・ヒッチによる固定、オーバーハンド・ノットによる固定を加えて、80kgの重りを墜落係数1、2にして実験しています。

結果はこちらに詳しく書いてありますが・・・
https://dmmclimbing.com/Knowledge/September-2013/Slings-at-Anchors

まとめとしては
  • ダイナミックロープが一番衝撃を吸収できる。
  • ダイニーマよりもナイロンの方が衝撃を吸収できる
  • 結び目をつくると衝撃は減らせる(滑るため)が、スリングが切れるときがある
  • ダイニーマは溶けるときがある
  • 流動分散(Sling X)で27kN衝撃がかかっても切れなかった
  • 通常のリードクライマーの墜落衝撃は4-7kN, 10kN以上だと人体に多大な影響がある
衝撃荷重に関しては80kgと自分の体重の比率を出せば、実際どれくらいかは類推できます。

PASでセルフビレイをする人は、ナイロンの方が衝撃荷重が吸収されることを知っておくとよいかもしれません。PASのナイロンがどこまで伸びるかは未知数ですが・・・。

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