Is It Okay to Wear Socks with Rock Climbing Shoes?
質問:
クライミングシューズを履くときに靴下を履いているのは自分だけのような気がします。何か理由があるのでしょうか?
回答:
クライミングシューズ着用時に靴下を履かない、というのはファッションで、むしろ最近になってからです。1973年に筆者がクライミングを始めたときは、誰もが靴下を履いていました。1983年頃のヨセミテではFiresがヒットしましたが、それでもみんな靴下を履いていました。ジョン・バーカーのようなスタイルに憧れていたからです。あるいは、ロングルートを登って降りるときのスニーカーと靴下を持っていくのが嫌だったからというのもあります。
その後、不思議なことに素足でクライミングシューズを履く人たちが現れ、靴下はダサいとみなされはじめました。この考えは今でも残っています。質問者さんは実用性を重んじるタイプなのでしょう。実際に、靴下を履くとシューズのフィット感や縫い目などを調整してくれます。わたしの場合、エルキャピタンのような長いルート、やクラックを登るのであれば、楽になるよう少し大きめの靴で靴下を履いていきます。
感触に関する疑問も当然あるでしょう。パフォーマンスには、靴の内側に皮膚が完全にフィットすることが重要です。靴下なしであればホールドをよりよく『感じる』ことができる、靴下は感覚を鈍らせると言われています。しかし、岩をラバー、ミッドソールを通して感じるということは、『感触(sense)』と『感覚(feel)』を混同しています。岩に靴がどう接触しているかと、どうエッジに乗っているかという感触を養うことができますが、靴のソールを通してホールドの表面や形を実際に感じられるようになるというのは拡大解釈です。これはとくに広いラスト(木型)の靴のときは、木靴のような感覚です(わたしはこれが好きなんですが)。例外としては、ファイブテンのGummies (Team VXi)があります。このコンドームのような形のシューズでは、靴下を履けないでしょう。
結論として、ほとんどの場合、靴下を履かない合理的な理由はありません。ファッションです。
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