質問:
アンカーをナッツのようなパッシブプロテクションで取るときは、少なくとも3方向にセットするように教わります。これは本当なんでしょうか。少なくてはだめ、あるいはもっとあったほうがよいですか?
回答:
荷重方向が変わっても効いているかどうかが重要です。ナッツが上手くセットできているときは、方向が少し変わっても大丈夫です。大きく方向を変えても抜けなければ最高です。例えば、水平クラックに入れたナッツは下向きにはよく効きます。
3つナッツをセットしても、全て違う方向に荷重させるようにしてはいけません。荷重方向に合わせて分散させるようなセットが望ましいです。1つの方向に3つをセットしているのも、望ましくありません。
ナッツでセットできるようになることはトラッドクライミングで重要でカムよりも重量を減らすこともできるメリットがあります。
とはいえ、3つのナッツよりも、カムが1つアンカーにセットされているときの方が安心できるものです。なぜなら、カムは少々の荷重移動によりよく対応できますし、かんたんに素早くセットできるからです。
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