写真のような、ロアーダウンによって溝ができた状態のアンカーで、強度テストをしています。
Photo from Rock and Ice |
溝ができたことで、約25%分が無くなっています。強度は25%減るか?と考えてはいけないようです。ロープを引っ掛けてどこまで負荷をかけるとアンカーが開くか、をテストしています。
Photo from Rock and Ice |
- The two rope-grooved samples tested to 2330 lbf and 2522 lbf, before they deformed and slipped open.
- The new cold shut stretched all the way open at a load of only 1466 lbf.
摩耗したアンカー2つの強度は2000lbf以上だったのに対して、新品のアンカーは逆に1466lbfで開いています。
このことに対しての考察では、
The rope groove forces the rope to stay in line with the main axis and direction of load of the cold shut, whereas with a new cold shut, as the load increases, the rope is able to slide out and cantilevers it open at a reduced load.
摩耗したアンカーでは溝ができたことで、負荷をかけるロープがメジャーアクシス側に固定されています。一方、新品のアンカーでは負荷が増えるとロープが外側に滑っていき、カラビナをこじ開けてロープが外れることになります。
摩耗したアンカーでも、懸垂下降であれば大丈夫ということにはなりません。危険な状態なので、交換するのが良いですね。
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