2015/12/16

アレックス・プッチョのスイスでのボルダリング

アレックス・プッチョのスイスmagic woodでのボルダリング動画です。Jack’s Broken Heart V12です。キャンパシングの連続でやすやすと登っているように見えます。




こちらはShauna Coxseyが同じ課題を登っている動画です。必死のパッチに見えるのは、動画に音楽が入っていないからでしょうか。最初の飛びつきムーブが入っていなかったりします。

2015/12/14

アレックスプッチョがフエコでV11を登る動画

アレックスプッチョ(Alex Puccio)がフエコタンクスで2つのV11を登っている動画です。アップロード時期から、2010年頃でしょうか。撮影者はChris Webb Parsonsです。

El Techo de los tres B (V11)
Rogered in the shower (V11)

ちなみにEl Techo de los tres というスペイン語を直訳すると、「3つのルーフ」となります。

 

2015/12/12

Alex PuccioがDark Waters V13を登ったときのコメント


Alex Puccio(アレックスプッチョ)がDark Watersを登ったときのフェイスブックに投稿した写真です。

この写真は最後の核心ムーブです。他のどの課題よりも時間がかかったし、完投したV13の中で一番難しいとのこと。初めてトライしたのは5年前で、今回は8日間かかったようです。

2015/12/11

クリス・ウェブ・パーソンズ(Chris Webb Parsons)がコロラドのクリアクリークキャニオンでDark Waters V13を登る動画です。この課題はダニエルウッズが初登したもので、最近アレックスプッチョ(AlexPuccio)も完投しています。

ちなみにこの人は、Wheels of life を第二登したクライマーです。



Dark Waters V13 climbed by Chris Webb Parsons

2015/12/09

カムのスリングを延ばすとき、スリング同士を結合した強度

Kolin Powick先生の講座です。カムのスリングを延長するときの強度についてです。


写真のように、カムのスリングに直にスリングをかけて延長している(スリング・オン・スリング)場合は、強度は大丈夫か?ということでテストしています。

結論としては「強度的には直ちに問題はない」ということです。

http://www.rockandice.com/lates-news/climb-safe-extending-a-cam-sling



テスト結果:
平均で15.8kNまで耐えました。カムスリングだけの強度は25.5kNで、そこからは40%落ちますが15kNであれば直ちに問題があるとは言えません。

結論:
スリング・オン・スリングは、システム全体の強度は落ちるが、そこが実際のクライミングで一番弱い箇所にはならない。カラビナを節約できるというメリットもある。しかし、リーダーもフォローもセットが面倒というデメリットもある。

落とし所:
カムスリングを延ばすときは、カラビナを使ったほうが無難。

ライトアンドファスト志向であれば、スリングオンスリングは効果的だが、強度は弱くなることを知っておくべき。また、今回のテストではスリングの摩擦などは考慮されていないので、実際はもっと強度が落ちている可能性もあるので注意が必要。

スリング・オン・スリング
(※こんなセットをしている余裕があるのか、というツッコミはさておき、カラビナは1枚で延長できます)

2015/12/08

古いロープの強度

ロープは高価で、愛着があったりしてなかなか新しいものに交換できません。ブラックダイヤモンドラボのKolin Powickは、長年使った9.4mmロープ(もともと70mだったものが、徐々に端を切って55mまで短くなったもの)を引退させ、強度をテストしています。

同じモデルの新品も用意して比較します。エイトノットを両端に作り、荷重をかけます。こういうテストをすると、多くの場合、結び目近くでの破断します。(八の字で25−30%強度が落ちることがあります)


結果


                                     新品ロープ                   古いロープ中間部           古いロープ末端部  
                         15.6 kN9 kN6 kN*
                         13.8 kN9.8 kN8 kN
7.7 kN
                                                                                                       *結び目でない場所で破断


使い古したロープの末端部は、結び目でない場所で6kNで破断する結果となりました。この値は、通常のクライミングでも起こりえる値です。使い古したロープでも、中間部はもう少し強い強度まで耐えました。新品のロープの結果は、十分な強度だといえます。

他のロープでも、ベアールでもマムートでもエーデルワイスでも・・・同様です。

結論
使い古したロープの強度は新品よりも格段に落ちていることがあるので注意しましょう。

1ピン目で落ちると、ロープが短いので衝撃が増えるので、落ちないように強くなること!(と筆者が書いています)


http://www.rockandice.com/lates-news/climb-safe-retiring-old-ropes

2015/11/09

オンサイトトライのオブザベーション技術

ロックアンドアイスのルートリーディングの記事です。特にオンサイトトライに焦点を当てています。日本(自分の周り)ではオブザベーションと呼んでいますが。
http://www.rockandice.com/rock-climbing-training/climbing-literacy

(以下、超訳)
ルートリーディング、多くのクライマーはやっていません。ルートリーディングは結果に大きく、直接的に結びつきます。地上で時間をかけてルートを読むことで、ルート上でのエネルギーを節約できます。ムーブを考えておくことで、流れるようにスムーズに登れますし、無駄な持ち替えや足の置き換え、無理な体勢でのクリップも無くすことができます。あるいは、ホールドやレストポイントの見落としも無くすことができます。ルートリーディングの中で一度登ることを想像しておくと、精神的にも楽になります。

地上でのルートリーディングは、技術です。多くのクライマーは意味がないと感じているようですが、単に技術を身につけていないだけです。もちろん、ムーブを読んだからといって覚えていられるとは限りませんが。
一般的には、何も考えずに自由に登り始めます。レッドポイントを得意とするクライマーはシークエンスを覚えることが得意ですが、オンサイト派は地上での時間を費やす必要があります。もうひとつ問題としては、地上で考えたとしても、他にも隠されたムーブがあるかもしれないということ、ホールドの形状やサイズは詳しくは分からないということです。

登る対象別のルートリーディング

ウォームアップのルートで10分間ルートリーディングをしても意味がありません。難しいルートでやりましょう。レベル別に、どの程度まで読むか設定します。

  • Level 0: No route reading (e.g.: first 2 warm-up routes)
  • Level 1: Identify all holds and plan quick hand sequence (e.g.: 3rd and 4th warm-up)
  • Level 2: Hand sequence, rest and clips; repeat two times (e.g.: maximum onsight)
  • Level 3: Hand sequence, rests and clips plus key foot sequences. Repeat three times (e.g.: maximum onsight for elite level climbers)
レベル0: (1、2本目のウォームアップ) しなくて良い

レベル1: (3、4本目のウォームアップ) ホールドを全部把握する。手の流れだけ確認する。

少なくとも、全てのホールドを把握し、手の動きを確認しましょう。1分程度ででることで、これをするかしないかで、終了点まで行けるのか、途中で落ちるかが決まることもあります。ルートの半分くらいしか見ない人が多いので、全部見るようにしましょう。

見落としそうな小さいホールド、離れているホールドに注意します。立つ位置を変えて壁を見ることでサイドプルが発見できたりします。下から見たり、離れてみたりしましょう。チョークや靴の跡を覚えておくのも有効です。

手のムーブを考えるときは、実際に自分が登っているのを想像しましょう。フットホールドも確認しますが、混乱するのでムーブは考えなくても良いです。チョークがついているものの、明らかに小さく悪いホールドがある場合、それは中継ホールドです。近くに良いホールドがあるはずですので探しましょう。

ムーブが分かりにくいときは、その先のホールドから逆算することができます。例えば、左手で終了点を取ると明らかに分かれば、その前のホールドは右手で撮ることになります。

レベル2: (限界オンサイト)レベル1に加えて、クリップホールド、レストポイントを確認。2回オブザベする。 

クリップ時のよくある失敗に、適切なクリップホールドよりも下のホールドからクリップしてしまう、という例があります。とはいえ、クリップホールドは大きさが決定要素です。大きく持ちやすいホールドを保持している状態であれば、下からでもクリップすることが重要です。ガバホールド、ステミングやニーバーが出来る箇所を探してレストポイントにします。

これらを交えてルートリーディングをしたあと、急がずにもう1度ルートリーディングします。自信がなければ更にもう1度やっても構いません。

自分の限界オンサイトトライのためには、こういうオブザベーションが必要です。

レベル3: (上級者の限界オンサイト) レベル2に加えて、足のムーブも考える。

上級者の場合、例えば核心でキーとなるフットホールドを見つけることが重要です。初級者は混乱してルートリーディングの意味がなくなってしまう恐れがあるので、ここまでする必要はありません。足のシークエンスを考えるときは、自分の体の大きさとホールド間距離を具体的に考慮する必要があります。

足のシークエンスは、針を刺すようにきっちり決めすぎないよう注意して、あくまでガイドラインとして使いましょう。足と手のムーブの順序は、決めてしまうことが困難であることがよくあります。被ったルートでは、足ホールドは右でも左でも使えることを注意しましょう。フラッギングで足替えを減らすこともできます。ルーフではトゥフック、ヒールフックを多用します。昔からのジレンマとして、足ホールドとして上を使うか下を使うか、ということがあります。下の足ホールドを使うと上を取るときの厳しさが減りますが、足が切れる可能性もあります。

全部のルートを3,4度オブザベーションすることで、しっかり記憶に焼き付けます。

■フィードバックする

自分のルートリーディングに対して、実際の登りがどうだったかを比較します。これには更なる訓練が必要ですが、将来的なルートリーディングのスキル向上に役立ちます。






2015/11/07

12歳がRodeo Free Europe 5.14aを登る動画

12歳のJonathan Hörst(ジョナサン・ホースト)がワイオミングのWild Iris でRodeo Free Europe 5.14aを登る動画です。ジョナサンは既に4つの8b+/5.14aを登っています。6月のツアーで5.14aを2つ登ったのですが(もう一つはUtah, American Fork CanyonのDead Souls)、お兄さんのCameronも同じ年齢のときにこの課題を登っているので自分もできるだろうと思っていたとのこと。

どちらも短いものの強傾斜で力のいるルートです。Rodeo Free Europeは2日間で8トライ、Dead Soulsは2日間で6トライをかけました。

彼のお父さんのEric  Hörstも著名なクライミングトレーナーですが、もちろん子どもたちにもトレーニングを施していて、ユース向けのトレーニング手法を編み出しているとのこと。

秋・冬はトレーニングのシーズンと位置づけていて週に4,5日トレーニングをして、1日あたり2,3時間をかけるようです。


2015/08/13

カナダ、bagaboosの空撮映像



Luke Humphrey と Cecil GroetkenがカナダのBugaboosを登ったときの空撮映像です。

2015/07/02

イギリスで11歳がRaindogs (8a/5.13b) を完登

2015年6月上旬に、イギリスの11歳、ジョシュ・イバートソン(Josh Ibbertson)がイングランドのマラム・コーブ(Malham Cove)
でRaindogs (8a/5.13b) を登りました。5.13bはスペインで3本登っており、自身4本目になるようです。

このルートは1986年にDave Keyonによって初登されており、人気のルートでありグレードの基準となっています。今回イバートソンが最年少完登者になりましたが、それまではAiden Dunneが2012年に当時12歳で完登記録保持者になっていました。

今後はThe Bulge (8a/5.13b) や The Ashes (7c+/5.13a) を目標としており、トラッドルートも予定しているということです。

Josh Ibbertson, 11, Sends Raindogs (5.13b)


2015/07/01

トミーコールドウェルの手型Tシャツ

AAC(American Alpine Club)のキャンペーンでTシャツの背中側にトミーコールドウェルの手型のデザインをしたものが販売されています。

AACのページ



人差し指を事故で失った『左手』を型取りする様子。



Support the AAC and get my hand print on your back!
Posted by Tommy Caldwell on 2015年6月22日

2015/06/30

イーサン・プリングルが教える登れるようになる10のコツ

Ethan Pringle's 10 Tips for Sending Your Project


1) Pick a Project You’re Psyched On

熱中できるような目標ルートを見つけること。

2) Don't Get Discouraged

初めに何度か登れない場合でも諦めない。

3) Try Different Beta

自分がベストと思っているムーブが実は間違っていて、もっと楽なムーブがあるかもしれないので、あれこれ試してみること。

4) Pace Yourself on the Easier Sections, Punch it Through the Business

核心部だけでなく、他の部分もリラックスして登れるようになるまで練習すること。

5) Break the Climb Down

ルートクライミングをいくつかのボルダーに分けて取り組む。

6) Learn The Rests

そのルートでのレストポイントを探すこと。手をシェイクするのは常に良いわけでなく、呼吸を整える方が重要な場合もある。特に、激しく手を振るのは良くない。

7) Think Positively!

登れると思って登ったほうが良い。落ちると思いながら登っていると、くせになってしまう。

8) Don't Be Too Hard on Yourself

うまく行かないときは他の雑事などをやってみてもよい。

9) Enjoy Easier Climbing

上手く行かなかったり、楽しめなくなったときには、簡単なルートを登ること。

10) Stay Confident

どんなことよりも先に、自信を持つこと。ホールドを磨き、靴を刃で削って、コーヒーを五杯飲め!(※コーヒーを飲むとヌメるという説もあります)

2015/06/29

中国陽朔でのクライミング動画

2008年に開かれた陽朔(Yangshuo/ヤンシュオ)のクライミングフェスティバルで、5.12bのルートを女性が登っています。一手毎に歓声が挙がっていて楽しそうです。



Yangshuo Climbing Festival: Female Climbing Competition Winner from Gabriel Vanrenen on Vimeo.

2015/06/28

中国 黎明でのクライミング動画

中国 黎明(Liming)でのクラッククライミング動画です。フランスの方々のようです。特に動画中でルートの説明はありません。





以下サイトに説明があります(フランス語)
http://ragnilecco.com/la-cina-e-vicina/
http://ragnilecco.com/liming/


2012年、2013年のクライミングフェスティバルの動画です。平山ユージも参加しています。





Liming Climbing Festival 2013

2015/06/27

ペルーHatun Machayで登る動画

ノースフェイスのChevy Crespo(エクアドル)とLucas Gaona(チリ)
Jorge Prado(この人はPetzlの人)がペルーのHatun Machayで登っています。海抜は4200mとのこと。動画は切れ切れで、早送りなどもあり、少し見辛いです。

収録されているのは以下です。数秒しか映らないものもあります。

Regreso con Gloria 8a
Relatos de un Naufrago 7a+
Poder Rocoto 7c+
Inflacion 8a
La Ola V8
Soloche V7
El Rino V4
Unicornio V9
Agarrate Pe V9


こちらのページにアクセス情報があります。
http://www.rockandice.com/lates-news/monster-jacks

2015/06/26

ペルーのウァイライ国立保護地区(Santuário Nacional de Huayllay)でのクライミング動画です。至る所に岩塔が立っているようです。直立したクラックも多くあるようで、登りがいがあって楽しそうです。動画では砂岩のような穴状の部分を登っています。プロテクションをどう取っているかは確認できませんでした。


2015/06/25

メキシコシティ近郊でのクライミング

Bruno Garcia(ブルーノ・ガルシア)がメキシコでのクライミングコミュニティについて語っています。Jilotopecというエリアでは5つの5.14のプロジェクトに取り組んでいるとのこと。さらに、このエリアはまだ50%も開拓されていないだろうとのことです。

名前の出ているルートは2つで、他にも2つのルートが動画中で登られています。

Mictlan 5.13b
German Wings (5.14-)(project)

2015/06/24

MATT FULTZ がユタでV14を初登する動画

MATT FULTZ がユタでWRITHE AND SHINE (V14)を初登した動画です。
22手の長いボルダーで、途中でトゥフックでのレストができるようです。

音楽がうるさいのとカメラが近すぎるのが少し残念です。ちなみに履いているシューズはソリューションです。


2015/06/23

14歳が5.14bを登る動画

Cameron Hörst, 14, Sends First 5.14b, Raubritter

キャメロン・ホルスト(Cameron Hörst)はフランケンユーラでRaubritter(5.14b)を登りました。自身初の5.14b完登になります。浅い2本指ポケットや極小クリンプが続くボルダー系のルートで、終了点へはランジするというダイナミックなルートです。キャメロンはは11歳のときにRed River GorgeでGod's Own Stone(5.14)を登っています。

今回のドイツ遠征で、Hitch-Hike the Plane (5.13a)をオンサイト、Die Zwei Muskeltiere (5.13b) をフラッシュ、Plan B (5.13d) を完登しています。残りの日程でもう一つ5.14を狙っており、他にもクラシックな5.13台のルートを登りたいとしています。
弟のJonathan(12歳)も、Hitch-Hike the Planeをオンサイトするなどの成果を挙げています。



2015/06/22

チリのクラッククライミング動画

チリにある、アタカマ砂漠付近でのクラッククライミングの動画です。音声はスペイン語です。登攀以外の場面が多く少し残念ですが、楽しめます。

loa crack5.11c
diedro rupestre 5.11b
deditos 5.11d



2015/06/21

ハワイで2月にナイトボルダーをしている動画

ハワイでのナイトクライミング動画です。North Shoreエリアにある課題で、Salt Water Sount(V10)を第3登をした人が再登している動画になっています。"2月の夜に登れるのは珍しい"とのこと

収録課題は以下
Pacifico(V5)
Salt Water Sound (V10)



2015/06/20

ハワイのボルダー動画 BIG BABY BUDDHA (V7)

ハワイでのボルダリング動画です。Archというエリアで、文字通り波が間近にあり、気持ちよさそうです。こちらはBIG BABY BUDDHAのV7バージョン女性初登動画です。



トポはこちらにあります。
http://www.boulderinghawaii.com/

2015/06/19

ロープで股間を割る痛い動画

WEEKEND WHIPPER: NUT SPLITTER!


テキサスEnchanted Rock State Natural Area にてMiddle Crack (5.8)を登る男性。落ちるときにロープを跨いで回転してしまい、とても痛いことになりました。
※「nut」 は俗語で「睾丸」の意味があります


2015/06/18

アダム・オンドラがRMNPでJade(V14)をフラッシュ

Vailでのワールドカップのあと、アダム・オンドラ(Adam Ondra)がRMNPでJade(V14)をフラッシュしました。この直前にDon't get too greedy (V13)も"ウォーミングアップで"フラッシュしています。デイブ・グラハム(Dave Graham)や周りもあっけにとられていますね。ちなみに、この日は両足ともパイソンを履いているようです。


V14をフラッシュしているのはアダム・オンドラとダニエル・ウッズの2人です。




同じ課題をAlex Puccioが女性初登したときの動画です。

 

2015/06/17

ザイオン国立公園で鉄砲水が岩上部から流れ、クライマーが退避しながら撮った動画のようです。

 

2015/06/16

ビショップ Saigon Direct(V9) 動画集

Alex Honnoldの動画で出てきたハイボールです。ダイレクトですが、最終的にはトラバースがあります。




こちらはクライマーにフォーカスしているので、全体がよく分かりませんが・・・。


6:30くらいからSaigon Directを登っています。




こちらはダイレクトではないSaigon(V6)。カンテから少し右に出て直上するラインです。

2015/06/15

アレックス・オノルドのビジョップの一日(動画)

アレックス・オノルド(Alex Honnold)のビショップでの一日を追うドキュメント風の動画。途中でMatt Segalも出てきてハイボルダーセッションになっています。



クライミングシーンは編集が切れ切れになっていて、正直見づらいものがあります。

収録されているのは以下

D.W.P. 5.11c (free solo)
flash flood 5.12b (free solo)
Reudal Beerlords 5.10 (free solo)
High plains drifter V7
Saigon Direct V9

2015/06/13

アレックス・メゴスがフランケンユーラでトラッドを登る

アレックス・メゴス(Alex Megos)がフランケンユーラでトラッドルート『Archon(8b)』を登っている動画です。2011年6月とのことです(メゴスは1993年生まれ)。ナチュラルプロテクションですが、ジャミングは殆どなく、1.5メートルほどの水平ハングが核心になっています。




こちらは同じ日に登っているAlex MegosのコーチのPatrick Matrosの動画。初登者のようです。


2015/06/12

アレックス・メゴスの室内壁ボルダー(8a, 8a+)

アレックス・メゴス(Alex Megos)がボルダー壁でトレーニングをしている動画です。どっかぶりの壁で、課題には8a, 8a+といったグレードがついているようです。


<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/FwtCbjhu-wI" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

2015/06/11

ミックスクライミングでのグラウンドフォールGoPro動画

WEEKEND WHIPPER: TERRIFYING SCOTTISH MIXED-CLIMBING FALL

Scotland is known for its bold winter climbing, but no matter how many photos you see, they will never portray the fearsome climbing as well as this Weekend Whipper. This GoPro footage is from a climber attempting Head Hunter, a 60 meter (Scottish VI, 6) covered in a thin dusting of ice and snow. Without any pro beneath him, this climber slips, and goes for one gnarly fall!  

訳)スコットランドは冒険的な冬季登攀の場所として知られていますが、どんなに多くの写真を見るよりもこのWeekend Whipperを見たほうが、その怖さを感じられるでしょう。この動画はGoProで撮影されていて、クライマーは60メートルの薄い粉状の氷で覆われた『Head Hunter (スコティッシュグレード Ⅳ,6)』を登ろうとしています。下にプロテクションが無い状態でクライマーは滑落し、大フォールを喫しています。




無事そうで良かったですが、危険な滑落ですね。左のバイルがきまっていない時に、バランスを失って右側を重ねてしまったのが致命的だったのでしょうか。


スコティッシュグレードについてはこちらに
Scottish winter system
In Scotland, the Scottish winter grading system is used for both ice and mixed climbs. Routes are given two grades, essentially equivalent to the adjectival and technical grades used in British traditional climbing. Overall difficulty is signified by a Roman numeral grade, and the technical difficulty of the hardest move or section of the climb is graded with an Arabic numeral. For routes of grade I – III, the technical grade is usually omitted unless it is 4 or greater. As with other grading systems, advances in climbing have led to a need for an open-ended grading system (the grades originally finished at IX, 9), and climbs have now been graded up to XI, 11.
訳)スコットランドではアイス/ミックスクライミングにおいて独自の冬季グレーディングシステムが採用されている。ルートには2つのグレードが与えられ、基本的にはUKトラッドと同じである。ルート全体の難しさはローマ数字で表され、ムーブや核心部の技術的難しさがアラビア数字で表される。グレードがⅠからⅢのルートにおいては、技術的グレードは4以上でない場合は通常省略される。他のグレード指標のように、クライミングの進歩によってグレーディング数値は10で終わることなく無限となっており、現在での最高グレードはⅪ, 11となっている。





2015/06/10

ローカルの女性クライマーがウェストバージニア州のCooper's Rock でボルダリングをする動画です。課題名などの情報がありませんが、見た感じでは比較的簡単な課題のようです。



 
Cooper's Rock Bouldering from Jonathan Vickers on Vimeo.

2015/06/09

フエコのスローパー課題 Slopenstein V7

Slopenstein V7
課題名のごとく、スローパーが続いています。クライマーはJonathan Vickers。履いているシューズはソリューションです。
という人で、アウトドアスポーツのジャーナリスト、コンテンツクリエイターと名乗っています。

この課題は右に抜けるとV8+になるようです。

2015/06/08

リードクライミングのビレイ(基本)

HOW TO TAKE AND CATCH A LEAD FALL


基本的なビレイの方法について、クライマーがフォールしたときの対応について述べています。

ビレイヤーがクライマーよりも小さい、軽いときの注意:

吹っ飛ばされ過ぎないこと

ビレイヤーがクライマーよりも重いときの注意:

飛び上がるなどしてロープを流すこと

2015/06/03

Stéphanie Bodetがコルシカで300mのスラブルートを登る動画

フランスのStéphanie Bodetがコルシカ島で300mのマルチピッチのスラブルート「Octogenese(8a+)」を登っています(2012年)。シューズStéphanie Bodetはミウラーウーマン、パートナーのArnaud Petitはミウラーを履いています。



Stéphanie Bodetのブログにトポがあります。10ピッチで、序盤で8a+と8aのスラブルートが続くようです。
Octogénèse

こちらは2015年に掲載されたインタビュー。フィジカル/メンタルの比率や、38歳になった現在のクライミングへの取り組みなどを語っています。



2015/06/02

オーストラリア グランピアンズ国立公園でのクライミング


Somewhere Yonder from Phat Phriction on Vimeo.


オーストラリアの南東部にある、グランピアンズ国立公園でのボルダー、スポートクライミングの動画です。岩は脆い所もあるようですが、フリクションがよく効きそうに見えます。

動画は編集が不思議なことになっており、途中でクライマーが入れ替わっていたりします。

Ammagamma V13
Lost for live stand V9
PIKACHU V9
Pingu's Last Stand V9 (初登)
Lazy Mooneli V10
WHEN WE WHERE KINGS V11

Tyranny 8a
Who's a Naughty Boy 8b

2015/06/01

スペイン人クライマーのトレーニング動画

スペイン人クライマーのPatxi Usobiaga(パチ・ウソビアガ)、Dani Andrada(ダニ・アンドラーダ)、Edu Marín (エドゥ・マリン)の3人が毎日6時間インドアトレーニングをする様子をまとめた動画です。

素敵なお言葉が・・・。
"I have never campused as much in my life not even adding everything up."
"a training must be done with energy, if you do it without the right motivation, it is a waste of time"

「キャンパシングしまくったからこそ、今がある。」
「トレーニングはやる気が重要だ。明確な動機がないと、時間の無駄になってしまう」

という感じでしょうか。


2015/05/31

アシマ・シライシが米CBS番組に出演した動画

アシマ・シライシがジェームズ・コーデン(James Corden)がホストを務めるCBSの深夜トーク・バラエティ番組『ザ・レイト・レイト・ショー・ウィズ・ジェームズ・コーデン』に出演しました。会話の内容から「Open Your Mind direct」を登ったあとのようです。

雑談のあと、スーツ、ドレスシューズのジェームズと特設の壁を登ることに・・・。終始楽しそうな雰囲気です。



2015/05/30

ベータの意味

Beta (climbing)
From Wikipedia, the free encyclopedia

昨日の日記でアレックス・プッチョが『ベータ』という単語を使っていたので、ベータの意味をウィキペディアで調べました。訳してみます。

Beta is climbing jargon that designates information about a climb. 
クライミングにおけるベータとは、登攀に関する情報を指す俗語である。

In rock climbing this may include information about a climb's difficulty, crux, style, length, quality of rock, ease to protect, required equipment, and specific information about hand or foot holds.

ロッククライミングにおいては、登攀の難易度、核心、スタイル、長さ、岩の質、プロテクションの難易度、必要なギアに関する情報や、手足のホールドの具体的な情報を含む。

 For alpine climbs, beta may include information about the length and difficulty of the approach, availability of water on the climb and the approach, ease of exiting the route before completing it, descent information, perhaps even useful logistic information for climbs in foreign countries.

アルパインクライミングにおいては、ベータはアプローチの長さや難易度、水場、敗退ルートや下降ルートの情報も含む(これらは自国外でのクライミングにおいて計画を立てる上での極めて有用な情報かもしれないが)

The original use of the term Beta in climbing is generally attributed to the late climber Jack Mileski. "Beta" was short for Betamax, a reference to an old videotape format largely replaced by the VHS format. This was actually a play on words, as Jack would often ask, "you want the beta, Max?"

Betaという言葉は、Jack Mileskiが使い始めたとされている。"Betamax"(VHSによって取って代わられたビデオテープの形式)が略されてBetaになっている。Jackは言葉遊びでたびたび"you want the beta, Max?"と言って登攀に関する情報が欲しいか尋ねていたという。

2015/05/29

アレックス・プッチョの動画 『Switching Gears』

アレックス・プッチョ(Alex Puccio)のドキュメントビデオです。2014年のワールドカップでは思うような成果が出せなかったことから頭を切り替えるために、ロッキーマウンテン国立公園にJoel Zeffと一緒に行っています。

最後のfreaks of the industry(V13)は特に見応えがあります。





以下、動画中のAlexのコメントの超訳です。

4:10~
去年のワールドカップでは、思ったような成果が出せませんでした。表彰台に上がれたのは1回だけ。外岩のクライミングに集中して、頭を切り替えたい、と思いました。

6:35~
それで、夏の間はJoelZerrとRocky Mountain National Parkへ行きました。ワールドカップのストレスから離れるため、時間と前向きなエネルギーが必要でした。

8:50~
コンペシーズンは緊張が続くので、外岩のクライミングをするとバランスが取れます。外岩では、プレッシャーや期待を背負うということがないので。コンペで年中緊張していたら、日々が早く過ぎてしまいます。

13:10~
今までは、体の大きさや力の強さに関して男性クライマーに怖気づくこともあったけれど、この夏にJoelと登って、お互いのベータ(ムーブ解決の参考になる存在?)となりました。その経験を通して、男性とも同じように自分もできるんだと思うようになりました。

15:10~
外岩クライミングは好きだけれども、コンペは好きかどうか・・・。何年かしたら嫌になっているかもしれません。それでもコンペに出るのは、何かが見つかるかもしれない、という予感があるからです。


途中、JoelがRocky Mountain National Parkの良さを述べています。車でのアクセスも良いし、大好きだとのこと。

JoelがAlexのことを"Having Alex as my climbing partner...is"『クライミングパートナー』と言っているのに対して、Alexは"my boyfriend..."と言っているのが少し興味深いですね。

2015/05/28

スコーミッシュのボルダー(V3, V2, V6)




巨大トラックの初登動画で登場したAir Forbesが、スコーミッシュで花崗岩ボルダーを登る動画です。

収録課題は以下の3つ。森の中に岩があり、快適そうです。

Crackhead - V3
Is It Pure - V2
Minor Threat - V6


2015/05/27

面白いトラッククライミング

Video: The First Ascent of Truckbutt (5.11a)

カナダ(?)のクライマーのAran CookとAir Forbesが巨大なトラックの後部を初登する面白い動画。ほとんどガバに見えますが、けっこうなルーフになっています。色んな重機を登って練習している場面もあります。


2015/05/26

ロープで摩耗したアンカーの強度

Climb Safe: Dangers of Worn Lowering Anchors

写真のような、ロアーダウンによって溝ができた状態のアンカーで、強度テストをしています。

Photo from Rock and Ice

















溝ができたことで、約25%分が無くなっています。強度は25%減るか?と考えてはいけないようです。ロープを引っ掛けてどこまで負荷をかけるとアンカーが開くか、をテストしています。

Photo from Rock and Ice
























  • The two rope-grooved samples tested to 2330 lbf and 2522 lbf, before they deformed and slipped open.
  • The new cold shut stretched all the way open at a load of only 1466 lbf.
摩耗したアンカー2つの強度は2000lbf以上だったのに対して、新品のアンカーは逆に1466lbfで開いています。
このことに対しての考察では、

The rope groove forces the rope to stay in line with the main axis and direction of load of the cold shut, whereas with a new cold shut, as the load increases, the rope is able to slide out and cantilevers it open at a reduced load.

摩耗したアンカーでは溝ができたことで、負荷をかけるロープがメジャーアクシス側に固定されています。一方、新品のアンカーでは負荷が増えるとロープが外側に滑っていき、カラビナをこじ開けてロープが外れることになります。


摩耗したアンカーでも、懸垂下降であれば大丈夫ということにはなりません。危険な状態なので、交換するのが良いですね。




2015/05/25

ルートクライミングでのウォームアップ

Training Beta: How to Warm Up For Route Climbing (Rock and Ice)


ウォーミングアップについての記事の紹介です。特にルートクライミング向けに書かれています。

・ウォーミングアップは、怪我・故障を防ぐため、本気トライのために重要
・個人差はあるが、「初めは負荷を少なくする」のがポイント
・ウォーミングアップ終了の感覚として、「体が温まっている」「筋肉がほぐれている」というものを掴む
・本気トライを初めて、いつもより早くパンプしたり、体が硬いようだったら、ウォーミングアップが不足している


例として5.12-に取り組むクライマーを例に挙げています。

An example progression for a 5.12- climber:
  1. Hang on a jug for 30 seconds with feet on the wall. Focus on relaxing the shoulders. Do a couple slow pull ups using feet to assist.
  2. Climb 1-2 easy-for-you 5.10s.
  3. Rest for 20 min.
  4. Climb a harder 5.10+ or 5.11a.
  5. Rest for 20-45 min.
  6. Start trying moves on your project. Or start your workout.
  1. 足をつけたまま、ガバに30秒体重をかける。意識して肩をリラックスさせる。足をつけたまま、ゆっくりとした懸垂を二回行う。
  2. 簡単な5.10台のルートを1-2本登る
  3. 20分レスト
  4. 先ほどより難しい5.10+や5.11aを登る
  5. 20-45分レスト
  6. 本気トライを始める

いずれにしても、個人差はあるので日々の状態を確認する必要がありそうです。著者のSeth Lyttonはウォーミングアップ終了のサインについてこう述べています。

"For me the biggest sign of being warmed up is really wanting to try hard. "

「ウォーミングアップができたサインは本気トライをしたい、と強く思える状態になること」という感じでしょうか。

2015/05/24

ソニー・トロッターがThe Great Red Roof (5.13b)をフラッシュ

SONNIE TROTTER FLASHES THE GREAT RED ROOF (5.13B) (Rock and Ice)

ソニー・トロッター(Sonnie Trotter)がネバダのレッドロックスにあるThe Great Red Roof (5.13b)をフラッシュしました。ウィル・スタンホープ(Will Stanhope)とマット・シーガル(Matt Segal)が登ったあとに、ギアはプリセットで登ったようです。

"Hope this video inspires some of you to go and do it, it's brilliant."

「素晴らしいルートなので、このビデオを見て、他の人もトライしに行ってほしい。」とのこと。



THE GREAT RED ROOF from Sonnie Trotter on Vimeo.